「じゃっ、俺、戻るな。」
「うん、ありがと。」
蒼空くんは潤先輩の部屋を出ていった。
潤先輩と2人って気まずいなぁ・・・・。
あたしは、まず先輩に袋に入れた氷袋を額にのせた。
すると、
「優那、それ食べたい。」
それが指すものとは、卵かゆだった。
食べてもらいたいのは、やまやまなんだけど・・・食べてもらいたくもない。
「これは・・・失敗しちゃったかもしれないので・・・。」
「そんなことない。ちゃんとうまくできてる。」
「どうして分かるんですか?」
「お袋の作った卵かゆと同じにおいがする。」
それは、嬉しいことだ。
でも・・・・初めて作ったわけだし・・・。

