親がいないこと、あたしは恥ずかしいことだと思っていた。 みんなにバカにされるって思ってたから。 みんなに気を遣わせてしまうそうだったから。 でも・・・・ 今じゃ恥ずかしいだなんて全く思ってない。 だって・・・ いろんな人から支えてもらっている分、私は誰よりも幸せに生きてこれたから。 みんなが心配しれくれて、何かあったときには力になってくれる。 あたしはそう信じることができたんだ。 あたしは、胸を張って寮に向かった。