「大島さん、今空き部屋がなくて・・・1人部屋なんです。」
「そうなんですか!!」
「はい、すみません・・・。」
あたしは知っている。
おばあちゃんは誰よりも寂しがりや。
だから、おじいちゃんといるときいつも笑っていた。
「きっと、ビックリされると思いますよ。」
「そうだといいんですが・・・。」
「ここです。」
見上げた病室の名札にはたしかにおばあちゃんの名前だけがあった。
少し緊張した。
だって・・・
昔よりも愛を知ってしまった、
仲間を知ってしまったあたしだから・・・・。
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