唖然とする部長、副部長をよそに
戦いはなおも続く。

「Bパーツ破損!」
「チクショー!俺たちじゃ、勝てねぇのかよぉっ!」
「お前ら、良く頑張った…。あとは俺にまかせろ…っ!」
「おい!まさか…、特攻する気かっ!?」
「ばか!よせ!本当に死んじまうぞ!!」
「俺の命でお前らを守れるのなら…、こんな命、捨ててやるさっ!!」
「「やめろぉおおおおおおおおおおおお!!!」」

大変盛り上がっているようである。
「今日は、休みにして僕たちは帰らない…?」
部員の楽しそうな横顔をぼーっと、眺めながら雄二が、亮太に言う。
「あぁ、賛成だ。」
亮太はすんなり賛成してくれた。
そりゃそうだ、こんなに熱くなっている部員を
2人で止められるはずがない。
さっきまで、熱くなりたい等のことを言ってた亮太も、
さすがにあそこまでは熱くなりたくないようだ。
そして、2人は、他の部員を置いてパソコン部を後にした。