「おじゃましました!」


そう言うと僕は佳菜の家を後にした。


家を出ると男の子がボールを蹴って遊んでいた。


「君この辺の子?もうすぐ暗くなるから早くお家に帰るんだよ。」

「・・・おにいちゃん幸せそうだね!」


僕をじっと見て男の子は走って行ってしまった。