「・・・!陽介!」


「・・・佳・・・菜・・・。」


そうだ、僕は好きだと伝える為に生き返った。


「佳菜・・・。」


好きだ!


「なに?どうしたの?」


「だから・・・。」


好きなんだよ!


「病み上がりなんだから安静にしてなきゃ。
そうだ!圭子さんに知らせてくるね!」


そう言うと佳菜は部屋を出ていってしまった。


なんで・・・、なんで気持ちを伝えようとすると言葉が詰まるんだ?


声が出ないなら紙に書いてでも・・・!


・・・書けない。


いったいどうしたんだというんだ?!