見えなくなるまで亮ちゃんを見送ったら家に入り、お母さんの『おかえり〜』にも返事をせず自分の部屋に飛び込んだ ヤバいっ!! ヤバいヤバいっ…! 亮ちゃんと…キっ… キス…っ しかも私から…しちゃった… まだバクバクいってる心臓に手を当てて視線を落とすと私の鞄の中から見覚えのない小さな箱。 …何だろ? 不思議に思いながらゆっくり箱を開けた瞬間涙が溢れた