「別れたいの」 頭を何か鈍器のようなもので殴られたような衝撃。 まるで心臓をえぐり取られたような感覚。僕は耳を塞ぎたかった。 どうして、どうしてどうしてどうして…僕はこんなにも君を愛しているのに、君はどうして僕を愛してくれないんだ、どうかしてる 「………なんで」 喉が裂けそうな感覚のなか必死に声を振り絞る。 僕の目の前は真っ暗だ。 君が近くにいることはもう当たり前で、君がいなくなるなんて考えられない。考えたくもないし、考えるつもりもなかった。