羽美はびっくりしてしばらく固まっていた。 そしてその後、覗くためにドアを開けてしまった事に後悔した。 幸い、ドアが開いた事に稜太は気付いておらず、もちろん開けた羽美にも気付いていなかった。 羽美は、気付いていないのなら、このまま帰ろうと思ったが、 レポートを家で仕上げる事は出来ないだろうと考え、 図書室でやろうと思った。 そして、意を決して中に入り、稜太の座っている机から1番離れたところに座った。 いくら離れているとはいえ、好きな人と2人で同じ空間にいれる事が、羽美の心を弾ませた。