Long love

陽菜はすやすや眠っている。
ひどい打撲だそうだ。

可哀想に。
慣れないバスケなんてするから。


俺が着替えに教室に戻ると
斉藤と陽菜の友達がいた。確か桐谷 零?だっけ…


「洸君!陽菜どうだって!?」

「あぁ、打撲って。数週間休めば良くなるってよ。」

「そう。良かった。」


それを聞くと、桐谷は斉藤を引っ張って教室を出ていこうとした。


「洸君、あとはあの子のことお願いね。たぶん、今あの子の一番の薬はあなただから♪」



「………?あぁ。」