すると。 身体がふわりと浮いた。 「キャー!」 体育館がざわついている。 上を見上げると洸ちゃんの顔があった。 「じっとしてろ。保健室まで連れていく。」 安心感と痛さで、私はそのまま気を失ってしまった。