「…もういやがらせ終わったのかな?」


内心ほっとしながらそんなことを思う。


零ちゃんにそのことを伝えた。


「陽菜が別れないから
上級生も飽きたんだよ!
よく耐えたね、陽菜っ!」



「零ちゃんが居てくれたからだよぉ〜」



やっと、やっと解放された。

これでまた洸と一緒に帰れる!


嬉しくってすぐに洸の元に行く。


「こーうっ!今日は一緒に帰ろうねっ!」


「ん?あぁ、今日はいいのか?
けど俺放課後委員会あんだわ。
…待ってる?」


「待ってる待ってる♪」