Long love

「…行ってきます」


今日は朝から雨がどしゃ降りだ。
ただでさえ学校に行きたくないのに
雨がもっと憂鬱にさせる。

「はぁ…」


学校に着いて靴箱を開けると
やっぱり紙。


『早く別れろ。ブス!調子乗んな!』


「いい加減にしてよ…」
そう呟いた瞬間。


「陽菜おはよ〜」


慌てて紙を隠す。

声をかけてきたのは
みっくんだった。


「あ、おはよ〜。」


「ん?どした?なんか元気ないな?」