あたしは今、
照らしつける灼熱の太陽のもと


大阪の街に立っていた。


この街であたしを知る人は…




いない。



この街には、
あたしの兄が住んでいた。
それがここを選んだ理由。

食べ口にも困らないし、
泊まるところもある。

いざとなれば
助けてくれる人がいる。



まだ ギリギリ



ひとりじゃない。


やっぱり

ひとりは




怖いもん