愛情狂現





取りあえず使えそうな狂気……じゃなくて凶器をカバンに詰め込んで、僕は天空の城を目指しはしないので春がいるであろう場所へ向かう。





こんなことならきちんと鎖でつないでおくべきだった。





春は少し、『普通』からずれたレールの上を歩き続けているから。





その原因となったのは言うまでもなくアイツのせい。





それを助長させたのは僕かもしれないけどね。





でも、全ては彼女のためだから仕方ないと割り切ってしまおう。





そういう前向きなところが僕の長所でもあり、短所でもある。





後方不注意はよくない!って前に春に言われたっけ。





妙に大人ぶった口調で可愛かったなぁ。





っていう妹の自慢はさておき、そろそろ行かなきゃ。