―――――――――――――――――――― 騒がしい。 耳が痛いよ。 大人の人が騒いでるんだ。 忙しく足音が動き回っている。 「春さん!いや、君は……」 五月蠅い、五月蠅いんだ。 耳障りな声は全部消せばいい。 “僕”は長谷川の血で滑る果物ナイフを捨て、護身用のために持っていたバタフライナイフを取り出した。