いない、当たり前だ。 だって秋は死んだんだから。 でも確かにいた、当たり前だ。 だって秋は私の片割れなんだから。 混乱する頭であらゆる可能性を探してみたけど、やっぱり答えは霧の中。 寂寞と寂寥が入り混じったような灰色の雲が心を覆う。 雨が、降りそうだ。