粉が舞う中に、一つの小さな明かりが灯る。 「秋、ありがとう。あと、」 『ごめん。』 その言葉は辺りに響く爆音でかき消された。 目を閉じて後ろへ倒れる。 もう疲れたよ。ヘトヘトだ。 鼻に突き刺さる、煙の匂い。 そして、“人間の燃える匂い”も。