これはそう簡単な話でわない。
今から1年前の話、ウチは小6。
そん時もあいつと同じクラス。
県立柳門小学校。不良が多かった。
まぁ、ウチのせいだけど。
5年だった。ウチがぐれたの
もともとあかるい髪だったからそめなかったけど
制服だったから、スカート短くしたりしてた。
ミキも、あいつも。
一番やばかったのは小六の春。
ピアスホール開けた時。
退学寸前だった
そのとき、
「せんせー、あのさぁ。
俺はガッコーやめてもいんだけど。
こいつら何だかんだでガッコーすきみてーだし。
退学はやめといたらー?」
「「・・・・。」」
みんなだまった。
ワケわかんない。なんでだまんの?
ってか、何いってんの。あいつ意味わかんねー
「はっっ・・・ははっっっ。あははは!」
「何がわらえんだよっっ!かばってやってんじゃねーかっ!」
「あ?誰がかばえっていったよ。
おまえなんかの助けはいらないっつーのっっ!」
「あー。そーかよっっっ!!」
バタンッッ
校長室のドアが乱暴に閉まった。
「とにかく、君たちの処分は明日言います。」
校長せんせーは静かに言った。ウチらは校長室をでた。
「はぁー・・・。ウチらたいがくなんのかな。」
ミキがポツリという。
「だろーね。」
「朱羅は、悲しくないの?」