彼氏はおとーと




「追いかける!」




あたしが靴を履いて出ようとした時




「ん、いいよ」


「えっ?」


「追いかけなくていい。多分家戻ったんだろうから」


「だけど何かあったみたいだし・・」


「るうが悪いから」


「でもっ・・・・・」


「とにかく気にしないで。悪いな、朝からこんなんで・・」


「あたしは全然・・」




千秋は黙ったまま、何かを考えていた




重い空気のまま、学校へ行く時間になった





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