ベーコンエッグを美味しそうに食べてくれている賢斗の隣で、


るうちゃんは無表情のまま座っていた




「るうちゃん・・・・?」



あたしが声をかける




でも、顔を上げようともしなかった



無視されてる?





「るう、返事しろよ」




賢斗が怒った口調で言う




るうちゃんはそれにも答えずにそっぽを向いてしまった





「るう?」



千秋も心配している




るうちゃんは少しだけ





眉間にしわを寄せた





でもまたすぐ無表情になる





ガタッ





「るうちゃん!?」




荷物を持って出て行ってしまった






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