「もう~辛かったんだからね?」
「ごめん、ごめん」

私は頬を膨らませ、テーブルに置いてあったココアを飲んだ。

時計を見ると、まだ3時。

「これからさ、海に行かない?」



隆也がそう言ってきた。

「海?」

「うん」

海かぁ~でも、季節は冬。こんな時期に行くのはどうかしていているが・・・