それだけで十分… あたしはファイの 胸に一瞬顔を埋めて離れた 「あたしは守られて きたんだもの あたしが姫である事を 重いなんて思えない でも…枷が取れたみたい」 そう言って笑顔を 向けると 彼も笑顔を返してくれた 今までに見せた事の無い 優しい笑みを .