騎士契約


恐る恐る目を開けると


「馬鹿野郎」


そう言って悪戯に
笑うファイが
あたしの頭を支えていた



「……ファイのせいよ」


ステラはプイっと
そっぽを向くと
彼はステラの顎を掴んだ



「っ!?」


驚いてファイを見つめると
彼に抱きしめられた