「……本当に……
本当に愛しく思うわ」


ステラは涙を浮かべ
微笑んだ




《界源の姫よ……》



頭の中に凛とした
男性のような声が聞こえる



誰…?


ステラは声に意識を
集中させた





《お前に選択を
与えし者…………》



選択を与えし…者…?




《……汝に問う…
肉体を捨て世界の
女神となるか…

人として生き
界源の力と恵を
次代へ継承するのか…


お前には選ぶに値する
資格がある》




あたしは……
あたしは肉体を捨て
世界の女神となります