騎士契約



「界源の姫には二つの
選択が与えられるの

血影を封印し
また次の世代に
その使命を継がせるか

全てを断ち切り
地上を守る神となるか

私は此処で全てを
断ち切りたい

血影がまた辛い運命を
呪わないように
沢山の悲劇が
繰り返されぬように…」



ステラは胸に手を当て
瞳を閉じた




「その為に、神になる為には
体を捨てなければならない
だから人としての
一生は遂げられないけど
神様になって皆を
守り続けられるなら…

これ程の幸せは無いわ」



そう言ってステラは笑った
本当に幸せだ
やっと見つけた
あたしの存在理由