騎士契約


血影がいなくなっても
また新しい悲劇は起こる


そうすれば界源の姫や
騎士達は何度も何度も
生まれ変わり戦い続ける


そんなの悲しすぎるわ


血影がいなくなった今
この時代で全てを
本当の終わりを…





「どうしました?…姫」


コクエンは姫の
目線に合わせて膝をついた



「いつもの倍
力を使いましたから…
体調が悪いのですか!?」


ダイもステラを
心配そうに見つめる




「………みんなに
話しがあるの……」




ステラは騎士達を
見渡した




「私…みんなと出会えて
本当に良かった

最初は呪った
界源の姫という運命も
今では感謝してるの」



ステラは笑って
皆を見つめる



泣いちゃ駄目…
泣かない…


みんなとお別れに
なってもあたしの中に
彼らと過ごした毎日が
思い出として残るじゃない



それでいいじゃない…





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