騎士契約



「何故命をかける」



血影の言葉に
ステラは俯く




血影は知ってるの?

全てを終わらせるには
あたしの命が必要だと
いう事を


血影はステラから
手を離した



「知ってるの?
全てを終わらせる方法を」


ステラの言葉に
血影は頷く




「お前が神となる事だ
代々界源の姫に問われる
選択……


私を封印するか
神となり私を消すか

私は人間達が憎しみや
苦しみ、争いを生み出す
限り蘇る

封印などそれまでの
眠りにすぎないのだ」



血影の言葉は真実だ


この悲劇は永遠と
続く連鎖なのだ