「あたし…頑張ります
これから例え離れ離れ
になっても…

だから二人も私を
忘れないで下さい」



ステラは涙を浮かべて笑う




「……ステラ………」


王妃は涙を流し
ステラを抱きしめる




「……なぜ運命は
こんなにも残酷なんだ
お前ばかりが辛い
思いをする…」



国王は悲しげに俯いた



「………違うわお父様」



ステラは国王の
手を握る




「確かに界源の姫になって
失った物は沢山あった
でもね、得た物も
沢山あるの

あたしは幸せよ」



ステラは空を見上げた



他の星とは比べものに
ならないくらい
美しい星が光っている