「私……両親はもう
いないんだって……
そう…思って……て…」
訳がわからず涙が出る
「……でも……
私…ステラって…名前を
付けてもらった事が
両親のくれた愛なんだって…
そう思って生きて来たの」
そう言って二人を
見つめる
「…ナトレイア王国の
東南の夜空にこの国でしか
見られない星がある」
国王は笑って
ステラを見つめた
「ふふ…その星は
私と国王が初めて
口づけを交わした日に
空に輝いていた星なの」
王妃もステラを
見つめる
「その星をステラと
いうのよ」
王妃の言葉に
涙が流れた
初めて本当の
家族を感じた気がする
みんなは笑顔で
ステラを見つめていた
……幸せだわ…
気付いたら沢山の仲間がいて
離ればなれの
お母様やお父様にも会えて
両想いにはなれなかったけど
恋も出来た
あたしは幸せね………
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