「………私は……
あなたの騎士…
あなたはいつか
立派な王子と
結ばれるお方ですだから」
「あたしは!!」
ルーンの言葉を
遮りステラは叫ぶ
「あたしにはもう
未来は無いの!!
どうせ消えちゃう
んだから!!
だから…結婚とか
騎士とか姫とか
関係ないのよ!!」
ステラは泣きながら叫ぶ
「………消える……?」
ルーンはステラを
見つめた
「……ぁ………」
どうしよう……
なんで……
なんてごまかせば
いいの……?
「…どういう事ですか!?」
ルーンは静かに呟く
「……何でも無いわ
帰るわよ」
ステラはごまかすように
踵を返す
.


