騎士契約



「す…すみません…」


ダイは落ち込んだのか
表情が暗い



「私ね………」


ステラはダイの
少し前を歩いて話し出す




「生まれてすぐに
両親からも離されて
神殿に連れて来られたから
家族から学ぶはずの
愛とかそういうの
知らないまま育ったの

だから笑ったりとか
泣いたりとかしなくて
お人形さんみたいだって
言われてたわ」



ステラは笑って
ダイを見つめる




「だからダイみたいに
気持ちや言いたい事を
素直に出せるのは
すごいって思うわ」




ステラの言葉に
ダイは優しく笑う



「姫は……
どんなに辛い思いをしても
その運命を呪ったりせずに
前に進もうとする…
俺は……そんな姫が
好きです」



ダイはそう言って
ステラの手を掴んだ



.