騎士契約


「あなたに言われた

もう自由なのだから
過去になにがあろうと
背負って前に進めば
世界は違って見える
だから生きろと…

だから生きた
そしてあなたに
会いに行こうと…

あなたに恥じない
自分になったら…」



少年は目をつぶり
息をはいた



「やっと会えた…
やっと貴女に届いた…」




優しく笑い
あたしの手をとる