「やっぱりここは
賑やかね」


そう言ってステラは
町を歩く



「そらぁ町だからな
なんならもっと
賑やかな街につれてって
やろうか?」




ファイはステラの
顎を掴む



「……?
ここより賑やかな
町があるの?」


ステラは目を輝かせて
ファイを見上げた



「こらっ!」

ボカッ

オークは笑顔でファイの
頭をたたいた



「痛っ!!!!」


ファイは頭を
押さえて涙ぐむ



「こりないなファイ」


ダイは腕を組んで頷いた


「いや、ダイ兄さんには
言われたくないから」


ウィンディはそう言って
ステラの手を掴んだ