「殺せなかった… それが反逆行為 だったとしても… 出来なかった… 今まで沢山の人達を この手にかけてきたのに」 少年は手を見つめ そしてにぎりしめた その姿がとても 痛々しい 「私は反逆者として 追われる身になりました そしてアルバルナの森に たどり着いて意識を失った」 少年はあたしの顔を じっと見つめる 「そんな私を一匹の 狼と蒼髪の蒼い瞳を持つ 少女が救ってくれました」 ………え? .