騎士契約


一行は町の外れにある
小さな宿に止まった



「まずは……
血影の情報を集める
必要があります」


オークが皆をまとめ
ながら話を進める


「前の国じゃ
話は聞けなかったからな」

ファイの言葉に皆が
黙り込む



あぁ……
そうだ……


石になった民
朽ちた大国


あれを悲劇と言わず
なんと言うのだろう




「…あ……けどさ!
血影を倒せば石化も
解けるかも!!…なんて…」


ウィンディは笑顔を
引き攣らせながら笑う


「……それも一理あるな!」


ダイは笑顔で勢いよく
立ち上がった



ガタンッ
椅子が倒れる





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