騎士契約


だから安心しろって
いいたいの?


「姫様」


少年が膝をついて
あたしを見上げた




「何?」


怪訝そうに少年を
見ると優しく笑った



「これからよろしく
お願いします」


頭を下げてきた



「あなたも自由を
失うのよ?
なんで笑ってられるの?」


おかしいわよ…

あたしはいつも
絶望してきたのに