騎士契約


「失礼いたします」


返事があるはずも無い
門へ一礼し入る


「ここも…………」


石化された人々


この国の悲劇が
今にも見えてきそうだ


「血影には石化の
能力があるのでしょうか…」


オークは考えるように
顎に手を当てながら呟く



「そう考えるのが
正しい…」


ウォンも周りを見渡し頷く