「ごめんなさい……
それでも必ず…
元に戻してみせる…」
そう呟いて振り向くと
みんなが待ってくれていた
「僕らがいるしさ…
一人じゃないんだから…」
ウィンディーが笑う
「血影だかなんだか
しらないけどよ…
潰せばいいんだろ」
ファイは不敵に笑う
「そうですよ姫
行きましょう?」
オークが手を引いてくれる
見渡すと仲間がいて
一人じゃないと思えた
「ありがとう…
行こう!!」
ステラはその瞳に
強い意志を宿し一歩を
踏み出した
「ステラ姫……あなたは
少しずつ…確実に
強くなっていくのですね…」
ルーンは寂しげに呟いた
「……あぁ…
あの人は強く…でも弱い」
そう言い残しコクエンも
歩き出す
「弱い……か…
まぁ…確かにな…」
ダイはステラを見つめる
「守ってやらないとな!」
ダイはそう言って
ルーンの肩を叩く
「あぁ……
守るんだ…そう決めた
あの日から」
そう呟きルーンは
意志を強く持ち歩き出した
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