騎士契約



「ルーン?」


ステラは心配そうに
ルーンの顔をのぞき込む



「すみません…
なんでもありません…」


そう言ってルーンは
弱々しい笑みを見せた




「ルーン……」


ステラはルーンの
痛々しい笑みから
視線を反らした



何を隠したんだろう…
あたしにも言えない事?


それでもルーンが
嘘をつくのは…


あたしの為だから…



「ルーン…ありがとう…」

そして…
そんな悲しい顔をさせて
ごめんなさい…