騎士契約



「そうですね…
姫といたら時間が
あっという間でした」


そう言ってオークは
立ち上がり手を
差し延べた



その手に戸惑いながらも
重ねると…


グイッ


重ねた手を引っ張られ
一気に立ち上がった







「あ…
ありがとうございます」


ステラがお礼を言うと


「騎士の特権ですから」

オークはフワッと笑い
手を引きながら歩き出す



特権……

その言葉に照れて
赤くほてった頬を冷やす為
空を仰いだ