騎士契約



「ですが……
4日で散り行きます
母の命も…この花のように…
散って行きました

病弱だった母はこの花の
種を俺に託しました

この花を大切に育てて
ほしいと…」


ダイは睫毛を伏せ
ただ名も無い花を見つめる


「母の大好きな
花でしたから…

でもこの花を見ると
母を思いだして
辛くなるのです…
だから名は付けませんでした

名前があると
それだけ愛着が湧いて
散る時、母の死と重ねて
見てしまうから…」



花を見つめるダイは
泣いているように見えた





.