ピュリファイ:お金がない!

あたしは、頭のほうから、肩も胸も腕もおなかも太もももふくらはぎも足の裏も、全身の血が、足元の地面に吸い取られて落ちていくような気がした。



青ざめた。




あわてて、言い訳した。

「・・・あれ?なんでだろ?

 ああそれ、あたしが、小学生のときの友達の番号。

 ともだちも、ゆり、っていったの。

 たぶん、そのこが、その番号をやめたんだと思う。

     それで、たまたまお姉さんの新しい番号と、おなじになったんじゃないかなぁ?

 すごい偶然だよね。

      びっくりしちゃった。」



男の子は、納得したみたいだった。