『君、住む所はあるの?』 「……ないんです…。」 人間になったばかりの 私には、 住む所なんか当然ない。 『だったら、俺の城に来ればいい。』 「……いいんですか?」 『いいけど……… 俺と一緒の部屋ね?』 「ありがとうございますっ!!」 私にとって、 この誘いはとても嬉しいもの だった。 どんな間違いが起こっても 私が、 泡になろうとも 好きだから一緒にいたかった…