ふと目が覚めたら暁の手を握ったまま眠っていた。



暁の目も開いて、視線が重なる。


「おはよ、伊織ちゃん。」


そう言って暁は私のおでこにキスをして抱きしめる。



壁の時計は11時を指していた。




「ランチ行こうか。美味しいレストランがあるんだよね。」



私は頷くと暁は私の手のひらにキスをしてベッドから出る。