暁が寝息を立てている。
私の手を握って。

ふとベッドの脇に目をやると写真立てが目に入った。

その写真をよく見ると、嵐の横で笑う一人の女性。


その横に


・・・赤ちゃん?



あれは奥さんと子供?



幸せそうに笑う三人は


聞かなくても家族であることがわかる。





暁。


私もあなたに助けてもらった。


暁が笑えるまで


そばにいるよ。