「やだっ!離して!

お母さん、助けて!」



「この子を連れてかないで!!」


「お母さんっ…


嫌だ。いやだ…いやぁっ…───」







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『ダンッ』という音と共に、私の少しの希望も閉じ込められる。



縦横3メートル、
高さが5メートルくらいの頑丈な格子で囲われた空間に、私はいる。





格子の間からは、外の様子が見える。




なんの生き物か分からない大きな生き物が


5、6…

私に見えるものすべてが大きい。