「違うでしょー?梨愛は愛が大好きだからだよ!梨愛は愛が本命で、朝美が浮気相手なんだよ!」
なんだその設定(笑)
「初めて知ったよ!」
「はー?梨愛は愛大好きじゃん!」
「いや、嫌いだけど?」
「うわ愛振られてやがんのー!ばかだー」
みんなが笑う。
この空間は楽しいよ。
素直に、楽しい。
だから貴方もおいでよ。
おいでよ、拓也。
「絶対嘘!そんなわけない!」
「うん、嘘。愛はすきだよ。朝美もだいすき」
今の私には
愛達しかいない。
2人しか信じないし。
2人しかいらない。
「ほーら!見たか隼人!!愛の勝ち〜。羨ましいだろ」
愛が無邪気に笑う。
「うぜーこいつ!おい拓也!お前もなんか言ってやれよ」
隼人君が後ろを振り向いて拓也を呼ぶ。
「北山、うるさいよ」
やっと拓也がこっちに来た。
「はー?拓也に言われなくないし!クール気取っとんなよあほ」
もっと言ってやれ愛!
拓也は本当はあんたに
そっくりなんだよ(笑)
「クールなん気取ってねえし!黙れよちび」
「はいー!?愛ちびじゃねえし!!いたって標準。ちびにふさわしいのは梨愛じゃんかよ」
急に話題に入れられてしまった。
「あっ確かに梨愛ちびだったわ。コンビニ行く時も小さすぎて横いてもわかんない時あった」
拓也が笑いながらそう言った。
さっきまでは私が
からかう側だったのに!!!
「ばか拓也め。クール気取ってちゃだめじゃん!拓也お子様だもんねーっ」
言い返してやった。
「はー?お子様とかねえし!やめろってまじで!こいつらの前では」
後からからかわれる!
そう言って焦ってた。
......勝った!
身長はちびでも
口では拓也に
勝てるもんねーっ!


