ここ最近は仕事から帰ってくると
サマーが親とよく電話ばかりしていた。


「ホームシックかな?」


と思ったが、もう20歳だし
同じ町に住んでいるのに
そんなことあるのかと半信半疑だった。

そんな時だった。

サマーが突然


「妹来てもいい?」


「妹?妹いたの?」


「うん」


「もちろんいいよ。」


俺は妹がいたことなど知らず、
サマーがその事をなんで
話さないのか不思議に思った。

サマーは妹をピックアップするというので
俺達は妹の仕事場へ出向いた。

名前はクリスティーといい、
現在17才。

昼間はハイスクールに通っており、
夜は週2,3日ホテルで
バイトをしているらしい。

サマーと俺は早速、
クリスティーがバイトしている
ホテルまでピックアップしに行った。

サマーは車をホテルの出入り口
が見える場所へ止めた。

5分くらいしたであろうか
サマーの様子を見てクリスティー
が出てくるのが分かった。

サマーが軽くクラクションを
鳴らすとクリスティーがこちらに気がづいた。

俺はどんな子か興味があった。


「サマーに似てるのかな?」


出入り口を出て暗闇からだんだん
近づいてくると薄っすらと顔が見えてきた。


「思ったよりスラッとしてるな・・・」