で、彼の優しさにジンときて、それまでたまっていたものがやっぱりあったんだろうなあ、泣いちゃったの。
そうしたら、グリフはよっぽどあたしが痛がってるって思ってしまったらしく、そこから、いいって言ってるのに、あたしのこと自分の背中に負って残りの山を全て乗り越えてしまった。
だから、あたしが彼に頭が上がらないの、わかるでしょ?
え? わからないって? もう一回言ってみて?
彼はファイターとして活躍しつつ、本当は医者になりたかった、と明かしてくれたときはもう、うれしくて。やっぱりグリフは違う、と余計に大騒ぎしたものだった。
同じチームとしては応援したくて、アルバイト増やして、増やして。食費以外きりつめて、きりつめて。もう、医学書買うくらい、こちらで捻出します! ていうとこ。



